アナタしか欲しくない
「プレゼントならもう、決めてあるよ」




ずっと前から決めてたの。




『何?』




尋ねたタカちゃんの正面に立って両手を握った。





『ミイ?』





「ーータカちゃんが欲しい。タカちゃんとエッチがしたい」








初めて告白した時以来、驚くタカちゃんが目の前にいた。





けどそれも一瞬のことで、すぐにいつものタカちゃんに戻ってしまう。




『ミイ、そういう事は…』




ほら、またいつものセリフ。




「“大人になってから”なんて言わせないよ?だって24日で、ミイ…私も16歳になるんだもん。そしたら結婚できるんだよ?」




『未成年は親の承諾が必要だよ。それにミイはまだ高校生だろ?大人っていうにはまだまだ早いよ』




呆れたようにいうからカッとなった。





どうしてタカちゃんはいつもそうやってミイを子供扱いするの?





「どうしてそんな意地悪いうの!?ミイ、十分大人になったもん!」




頭に血がのぼって、もう止まらなかった。




握っていたタカちゃんの手を自分の胸に持っていく。




「ほら、ちゃんと大人のカラダでしょう?ミイ、タカちゃんが好きなの。いい加減大人になったらなんて言葉で逃げないでよっ!!」




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