レクイエム
「…君達は…こう、海賊達がしそうなお宝探しとやらはしないの?」
「たまにしてるわ。ただ情報が少なすぎるし、無駄に足を動かすのは仲間を疲弊させるだけだから」
「へぇ、やっぱりするんだね。じゃあどんな宝を狙ってるの?」
ナキがコップの酒を一気に飲み干す。それを乱暴にカウンターに置き、静かに口を開いた。
「至高の宝・アスタルティアよ」
「女神の涙か…」
「そう。この世界の創造神アスタルテの涙と言われる聖石。過去に何度かその存在を証明する文献はあったけど、十数年前を境にその記録が途切れてるのよ」
「伝説じゃないの?」
「でも文献には世界に降りかかった災いを聖石を用いて退けたともあるのよ?」
うーん、と2人して唸り声を上げる。
「まぁ、夢はでっかくな!」
「そうよね!理想が高くないと現実も追い付いて来ないものよ!」
辛気くさい雰囲気を吹き飛ばすようにお互い笑い声を上げた。
ふとロゼルスが笑いを止めて、立ち上がる。
「たまにしてるわ。ただ情報が少なすぎるし、無駄に足を動かすのは仲間を疲弊させるだけだから」
「へぇ、やっぱりするんだね。じゃあどんな宝を狙ってるの?」
ナキがコップの酒を一気に飲み干す。それを乱暴にカウンターに置き、静かに口を開いた。
「至高の宝・アスタルティアよ」
「女神の涙か…」
「そう。この世界の創造神アスタルテの涙と言われる聖石。過去に何度かその存在を証明する文献はあったけど、十数年前を境にその記録が途切れてるのよ」
「伝説じゃないの?」
「でも文献には世界に降りかかった災いを聖石を用いて退けたともあるのよ?」
うーん、と2人して唸り声を上げる。
「まぁ、夢はでっかくな!」
「そうよね!理想が高くないと現実も追い付いて来ないものよ!」
辛気くさい雰囲気を吹き飛ばすようにお互い笑い声を上げた。
ふとロゼルスが笑いを止めて、立ち上がる。