レクイエム
目指す先は魔界。
クーラの親元だ。
自らが魔族だと伝えていないセフィアに、まさかそのまま話す訳にもいかない。
「最近魔族がよく出没しているから、リヴェイラと魔界を繋ぐ門がしっかり閉じられているか確認しようと思って」
「ゲートを…」
セフィアは両手をぎゅっと握り、何か考えているようだ。
親のいる魔界へ行くにはゲートに行く必要がある。
何とかそれらしい理由を彼女に話す事にした。
アレスは本当に寝ているのか気を遣ってるのか。
何も口出さないでいてくれるのがありがたい。
握った片手を口元にやり、ずっと考え込んでいた彼女が意を決したように顔を上げた。
「分かりました。私もご一緒させてください」
「え?」
「ゲートは危険な場所です。私も力になりたいのです」
大人しい彼女がまさかこのような大胆な事を口にするとは。
クーラは驚いた。
「ダメだよ。危ない。それに当主のあなたがいなくなるとティアベール家はどうするの」
「家の者は優秀です。私がいなくとも問題はありません」
強い、芯のある瞳がクーラを射抜く。
クーラの親元だ。
自らが魔族だと伝えていないセフィアに、まさかそのまま話す訳にもいかない。
「最近魔族がよく出没しているから、リヴェイラと魔界を繋ぐ門がしっかり閉じられているか確認しようと思って」
「ゲートを…」
セフィアは両手をぎゅっと握り、何か考えているようだ。
親のいる魔界へ行くにはゲートに行く必要がある。
何とかそれらしい理由を彼女に話す事にした。
アレスは本当に寝ているのか気を遣ってるのか。
何も口出さないでいてくれるのがありがたい。
握った片手を口元にやり、ずっと考え込んでいた彼女が意を決したように顔を上げた。
「分かりました。私もご一緒させてください」
「え?」
「ゲートは危険な場所です。私も力になりたいのです」
大人しい彼女がまさかこのような大胆な事を口にするとは。
クーラは驚いた。
「ダメだよ。危ない。それに当主のあなたがいなくなるとティアベール家はどうするの」
「家の者は優秀です。私がいなくとも問題はありません」
強い、芯のある瞳がクーラを射抜く。