【完】青春PLAYBALL!!
綾は土根のマネージャー。


いくら俺たちの幼なじみだといっても、試合会場ではライバルなんだ。


少しだけ複雑だ。



練習試合の時とは違う緊張感が、綾との間にはあった。


俺たちと綾は別々の車両に乗り込み、決勝戦が行われる県営球場へと向かった。










駅の改札を抜ける。

駅から出ると目の前には相変わらず、偉そうにそびえ立つ大きな球場。


「去年は見る側だったのにな」


「そうだな」


俺の呟きに修平が答えた。


俺たちは球場へ向けて歩を進めた。

途中に見えた駐車場にはすでに車が停まっていて、ほぼ満車状態だった。

ちらほら県外のナンバーも見えた。

この試合がいかに注目を集めているかが感じ取れた。




昨年甲子園優勝校の土根。

そして、女子として初めて甲子園の土を踏むかもしれない、女子野球界スターの柚。


注目を集めない方がおかしいくらいだ。


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