【完】青春PLAYBALL!!
決勝戦。




俺たちは後攻になった。


「木波先輩。後ろ止めるの手伝ってくれませんか?」


「オッケー。じゃあ後ろ向いて」


俺は和由が着ているキャッチャー防具の背中をカチャンとはめた。



和由は野田先輩が引退してから、ずっと必死でキャッチャーの練習をしてくれた。


「和由、今日もリード頼むな」


俺は和由の背中をポンと叩いた。


「任せておいてください。はずれたボールも全部とりますから」



・・・・・・俺のボールはよくはずれるってか?


相変わらずの毒舌だけど、今ではこの毒舌も可愛いもんだと感じられるようになっていた。







審判の合図がかかる。






「おっし!行くぞ!」




オオーッ!




修平の合図で、ベンチ入りしたメンバーが次々にマウンドに流れ込んだ。



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