【完】青春PLAYBALL!!
「チャンスですね」


宮田が後ろでボソリと呟いた。

そしておもむろにスポーツバッグに入れていたノートを開き出す。


「出た!宮田ノート!」


七海が宮田のノートを覗き込む。


「前の試合のデータを確認すると、三先君は一試合完投したことはありません。あったとしても甲子園の決勝戦くらいです」


「そっか・・・そう言われてみればそうかも。土根はピッチャーの層が厚いから」


柚が後ろを振り向き宮田に話しかける。


「だけど今日に限って、三先は一人で投げている」


黒須先生が三先を見つめながら呟く。




キン!




その時切れるような金属音が鳴り響いた。



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