【完】青春PLAYBALL!!
その笑顔は少しだけ引きつってるようにみえた。

柚はきっと自分だけで精一杯なはずなのに、俺たちに笑顔を向けてくれたんだ。




俺は回りを見渡した。




ポンポンと軽くジャンプをして緊張を和らげようとしているハルや、外野の守備位置を大きな声とジェスチャーで調整している宮田の姿。

そして、みんなに気合いの声をかけている修平。


俺は自分だけで精一杯なのに、みんなはすごいなって思った。


みんなの姿を確認して、俺はマウンドに立った。


柚をちらりと見ると、柚は胸に手を当てこくんと頷いた。


柚の気持ちが嬉しくてたまらなかった。


俺はマウンドを足でならし、胸に手を当て深呼吸をした。




抑える。

絶対に。




自分だけじゃなくみんなで・・・・・・!



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