【完】青春PLAYBALL!!
だけど簡単に動揺した心は元に戻せない。


続く2番は打ち取ることができたが、3番、4番に続けざまに打たれ、ワンアウト1、2塁。


続くのは土根の5番。

今日俺からホームランを打っている三先。


心臓がバクバクと鼓動を早める。

しっかりしなきゃって思えば思うほど、手は細かく震え、心臓の音が頭まで響いてくる。


外角高めにミットを構える和由。


そこへ向かってストレートを投げる。


和由の体がグアっと伸びる。

俺のボールはミットを構えたところよりも高いところへ向かって飛んでいった。


和由はグッと力強く頷いて、ボールを返してくれた。

和由、すごく逞しくなった。

俺は和由に感謝の気持ちを表すように、帽子を脱いで軽く上に掲げた。


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