【完】青春PLAYBALL!!
「全く。いつもああやって逃げるのよ。智が優しいからって」


「そうなんですか・・・・・・」


柚のそういう上手いとこは、なんとなく分かってたからか、俺はうんうんと頷いてみせた。

その様子を見て美和子さんは吹き出し笑いをした。


「ぷっ。ごめんね。やっぱり柚は木波君に迷惑かけてるんでしょ?」


「いや、そんなことは・・・・・・」


「あの子さ、思ったことすぐしちゃうから振り回されてるでしょ?隠さなくても分かるから」


美和子さんはそういいながらケラケラ笑った。

美和子さんには嘘がつけないような、そんな気分になって、肩の力がふっと抜けた。


「まあお詫びと言っちゃなんだけど、おにぎりあるから、食べて?木波君、たらこ食べられる?」


美和子さんはおれの腕をぐいっと引っ張りベンチの方へと連れて行った。


・・・・・・やっぱり似てるのかも。


俺はベンチに座らされ、美和子さんからアルミホイルに包まれた、げんこつ二個分くらいの大きなおにぎりを渡された。


柚サイズ・・・・・・。

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