かんけりっ!
「ふざけるな」
底冷えするハレルヤ先輩の声音。僕の手首が掴まれる。
スゴい力だ。まるで万力で締め付けられてるみたいだ。
いや万力で締め付けられた事自体はないけど。
「ならば問う。何故君は柿宮と、それに里生とは対等に戦おうとした?」
「っっ!?」
ぐぅ…。本当になんて力だよ。
「まさか君までフェミニストだとは言わないよな?」
「…言いませんよ」
それはあなたの専売特許でしょう。
それを口にする事はせず、ただ腕を振りほどく。
「君の言い分はわからなくはない。が。それは今、話す事じゃない」
「……でも」
「夏樹」
は?
名前を呼ばれて振り返ると、目の前にあったのは拳。
もちろん回避も防御も間に合うわけ無くモロに顔で受け止めた。