夜  話  
わたしのその言葉をどう捉えたのか、皎はその乳白石のような頬に、小さい笑みを浮かべました。


「……………本当に、変わった女だよな。」


言葉こそ、呆れたような響きですが、皎のその口調は暖かく、わたしを微笑ませるのに充分なチカラを持っていました。


「変、かしら………?」


冷たくて心地よい、皎の手から顔を上げると、わたしは皎の冷麗とした美貌を見上げます。


その表情には、少し呆れた風にも思えるやわらかいものがあって、わたしには何よりも愛しく思えるのでした。
< 197 / 414 >

この作品をシェア

pagetop