夜  話  
「ずいぶん、待たせてしまったな。
遅くなってしまってすまない。」


アクアマリンのように透明な皎の声が、わたしの耳元に謝罪の言葉を囁きます。


そして、その言葉を耳にしただけで。


先程まで皎を待ってヤキモキしていた、わたしの心はただ。


幸せな気持ちで、いっぱいに満たされてしまうのでした。


「貴方が来てくれただけで、嬉しいのよ。」


素直な気持ちが言葉となってこぼれます。


「こんなに、ドキドキしながら誰かを待つなんて、久しくなかったんだもの。」
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