夜  話  
そう答えたわたしの事を軽く抱き締めてくれた皎は、滑らかな白い頬に小さな笑みを浮かべてわたしの部屋へと降り立ちました。


「仕事を片付けるのに、少し手間取ったんだ。」


皎はそう言いながら、わたしの手を引いて自分の座ったソファの隣にわたしを座らせました。


「………お仕事だったのね。」


皎の口から初めて聞く仕事の話に、わたしの心はもうすでに好奇心と言う名のポップコーンが、はじけて溢れそうになっているフライパンのようになっていました。
< 211 / 414 >

この作品をシェア

pagetop