夜  話  
「か弱き脆い存在だと思っていた人間には、実は素晴らしいチカラがあるんだな。」


カリョウはリョウキにそう言い、未来永劫傍にいることを誓った。



しかし。




カリョウは人間がどんな存在であるのかを本当には理解できていなかった。





人間の寿命に永劫という言葉など使うことなど出来ないという事も。





精霊である自分に、寿命などというものが関係ないという事も。


カリョウは全くと言っていい程に解ってはいなかった。





だから。


リョウキがこの世を去った時に。
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