夜  話  
しかし。


神と崇められる存在になったカリョウが、どれだけ探しても。





人間の世界にリョウキの存在はその片鱗すら、見つける事が出来ないままであった。


「リョウキッ!」


見つからないリョウキに、業を煮やしたカリョウが戦火を引き起こした事も一再ではなかった。


しかし。


それでも大神様は、カリョウの悲痛にリョウキを求める姿を目にしていたからなのか、カリョウを罰することをしなかった。
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