夜  話  
カリョウの行いは神々の世界ですら、眉をひそめて話されるようなものばかりになっていた。


そして。


昔、リョウキの属していた人間の家系にリョウキに似た気配を流し込んで、リョウキに似た人間を産み出そうとした事が露見したとき。


ついに、大神様はカリョウの存在を拘束し、自分の前へと引き据えた。


「愚かな古き精霊よ……。」


大神様は哀しそうな声でカリョウに話し掛けた。


「炎の大神と呼ばれ、人間達からそれ程のチカラを貰い、それでもまだ。
足らぬと求めるお前を、私が今まで諫めなかったのは何故か、考えたことはなかったのか?」
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