アタシの弟。
そうそう珍しいことじゃないけど。
「いやぁ、杏樹は幼稚園の頃から女子校育ちでね。
あんまり男の子には慣れてないんだけど…
何しろ、環境が環境なこともあって、この子は友達も少ない。
雅ちゃん、友達なってやってくれるかな?」
「あっ…はい。
こんな私でもよければ………」
「本当ですか!?
お友達になってくださるんですか!?」
「………うん……………(?)」
「ありがとうございます!」
…うわぁ………
杏樹ちゃん、満面の笑み。
でも、このキャラ………。
どこかで見たことある。
どこだったかな…。
「雅様!
これからもよろしくお願いしますね♪」
「うん!
…って、あ」
………思い出した!!!
椿ちゃんだよ、椿ちゃん!!!
“雅様”って!!!
「どうかなさいました?」
「ううん…。
あ、あたしのこと雅でいいよ」
「いえ!
そんな生意気な口………」
…頑ななところも椿ちゃんそっくりだよ。
でも!
ここはあたしも折れないぞ!!
「生意気だなんてことないよ?
みんなそう呼び合うの。
友達同士はね」