アタシの弟。



好きならきっと、瑠唯の幸せが心から願える日がくるはず。


…今は、そんな日がくることを願いながら。


ちょっとだけ、夢を見させてもらっても…


いいよね………?



「…あ、雅」



ご飯の後、お風呂から上がってリビングでテレビを見ていたあたしに声をかけたのは瑠唯だった。



「ん?なに?」

「今から部屋きて」

「いいけど…、なんで?」

「いいから」



不思議に思いつつ、瑠唯について部屋に上がった。


まぁ、そろそろ上がるところだったからちょうどいいけど。


瑠唯が部屋の片隅のボタンを押すと、天井にガラスの大きな窓が現れた。


実は、この部屋を子供部屋に改築する時にお父さんがこの設備にした。


あたしと瑠唯、2人で天体観測ができるように…ってね。


…実際のところ、よく使うのは星が好きなあたしだけだけど。



「…どうしたの?」

「いいからいいから」



大きな窓の全貌が見えてきた。


…一体、何を見るつもりだ?



「ほら、オレのベッドの上あがって」

「…えぇ!?」

「早く早く」

「は…はい………」



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