アタシの弟。
「ねぇ、瑠唯」
「ん?」
「お姉ちゃんのこと、好き?」
「なんだよ、いきなり」
瑠唯があたしの顔をちらっと見た。
そりゃこんな唐突な質問、疑問に思って当然だよね。
「好き?」
「…好き」
………自分で言ってて、なんか照れくさい。
なんか、告白された気分で…
瑠唯から告白されるなんて、一生ありえないことなんだろうけど。
「…瑠唯、お姉ちゃん想いなところあるからね~!
あ、今日からあたしのこと、お姉ちゃんって呼んでくれない?」
…そうだ。
いっそ、その方が姉としての実感も湧くのかも。
そうすれば、あたしも早い段階であきらめて…
「いや」
「…なんで?」
「雅は雅だから」
あたしはあたし…?
「…どういう意味よ」
「だから、雅は雅なんだよ!
ほら、分かったら雅はさっさと寝ろ!」
…もしや、照れ隠し?
かわいいこと言ってくれんじゃん。
…そんなこと言われたら、お姉ちゃん期待しちゃうし。
もういいや!
余計なこと考えると疲れるしね。
早く寝よっと。
「…おやすみ」