アタシの弟。
秋の海………
なんか、哀愁のオーラ出てますね。
「…眺める分にはいいかもね」
「だろ?」
でも…
海ったって、近いっちゃ近い場所にあるけど。
電車で30分ぐらいだよ?
いくらなんでも無理でしょ。
「…あ゙ぁ゙~、でも時間的に無理あるな。
今度にしよっか」
「賛成だね」
自ら悟ってくださいましたか。
お姉ちゃん、ちょうど瑠唯と同じこと考えてましたよ。
「でも」
「なに?」
「絶対約束だからな!
絶対絶対海行くの!!!」
子供みたいに頬を膨らませて…
まるでおねだりする子供みたい。
…そんな海行きたいのかな?
あたしは全然OKだけどね。
なんか…、デートみたいで照れくさいけど………。
「うん、 約束ね」
あたしは笑顔で答えた。
途端に微笑む瑠唯の笑顔が、とても愛しく感じた。
あたしが………
瑠唯を笑顔にしたんだ。
そう思えば思うほど、心が幸せな気持ちで満たされる。
あたしは瑠唯にとって、特別な存在になれてるのかな………。