アタシの弟。



なんだか、心の支えになってくれそうだから。


…優しいお母さんだった。


それは確かに覚えてる。



「…母も、きっと喜んでいると思います。
私は母との思い出もありませんし、記憶すら曖昧です。
でも、確かにあのぬくもりと匂いだけは覚えてますから…
あと、私がお母さんのことが大好きだったことも。
お母さんの膝の上で腕の中で抱かれている時が、何より安心できることも………」



涙が出そうになった。


そうなんだ…


あたし、お母さんが大好きで。


お母さんの膝の上から、なかなか退かなかったこともしばしばあった。


笑顔が似合う、綺麗なお母さんで…


あたしは得してる。


お母さんが2人もいるんだから。


あたしをこの世に生んでくれたお母さんも大好き。


あたしをここまで育ててくれたお母さんも大好き。


…きっと、あたしは幸せ者だ。


産みのお母さんに会えないのは寂しいことだけど、いつでも心は繋がってるから。


そんな気がしてならない。



「優姫は優しい女の子だったからね…
優しくて頭も良くて運動神経もいいし、おまけにすごく綺麗で………」



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