アタシの弟。



「…やっぱり親子だな。
ちょうど、今の雅ちゃんにそっくりだ…」

「わ…私…ですか………?」

「ああ。
…君は優姫の忘れ形見だ」



お母さんにそっくり………。


あたし…、やっぱりお母さんの娘なんだ。


こんなところで、実感が湧いた。



「…ちょっと」



黒瀬さんとは違う、機嫌の悪そうな拗ねたような声にあたしは隣を見た。



「オレは放置ですかね?」

「…え?
…あ………あぁ……………」



そっか。


瑠唯いたんだった。


すっかり忘れてた。


…なんて、言えないけど。


そりゃ瑠唯からしてみれば、見ず知らずのあたしのお母さんの話なんてどーでもいいんだよねー…


むしろ、気分が悪いぐらいかも………



「ごめんごめん。
あたし、お母さんのことあんまり憶えてないからさ。
つい、懐かしいのと興味で…。
ほんとごめん」



そりゃ拗ねちゃうよね。


…面白くないんだもん、あたしのお母さんの話なんてさ。



「…別にいいけどさ。
オレに関係ない話じゃないし。
雅の母さんの話だろ?」

「そうだけど………」

「なら、なおさら」



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