アタシの弟。
「まぁ彼は俗に言うスカウトマンなんだけどね。
その場で声をかけようとしたら立ち去ってしまったらしいんだ。
そこで、たまたま君たちの通う学校の校長と知り合いだったらしくて…
君たちの写真を見て、改めてスカウトしたいらしいんだ」
す…す……すか………
すかうと!?
すかうとって………
スカウト!?
あの芸能人の卵を一般人の中から見つけだして………
あたしが!?
なんで!?
瑠唯は分かるけど………
あたし!?
あたしなんかが………!?
「私ですか!?
瑠唯は納得なんですけど…
誰か、人違いとかじゃないんですか?」
「どうしてそんなことを言うんだね?」
「だって、私………
自分で言うのも悲しいですが、とてもスカウトなんてされるような容姿じゃありません。
特に顔がかわいいとか綺麗ってわけでもないし、スタイルが特別いいわけでも………」
うんうん。
そうなのよ。
あたしがよ?
この平凡なあたしが………
スカウト!?
ありえないじゃないの。