アタシの弟。
よく街歩いてて、スカウトマン装ったみたいな人に声かけられるけど…
あれでしょ、あれってただの悪質なイタズラみたいな冗談じゃないの。
(↑雅はスカウトされていることに気づいていない)
そりゃ瑠唯はこれだけ綺麗なんだから、納得せざるを得ないんですけど。
どうしても、あたしはふに落ちない…
「…君はもっと自分に自信を持つべきだね。
雅ちゃんは優姫の写真を見たことがあるかな?」
「…へ?
あっ…はい。
母の写真は父も大切に飾っているので」
「なら、なおさらだよ。
写真の中の優姫と鏡の中の自分を見比べて、似ていると思ったことはないかな?」
…さっきも黒瀬さんに言われたけど。
正直、自分でお母さんに似てると思ったことはあんまりないんだよね。
お父さんなんかには、よく最近似てきたなんて言われるけど。
でも、あたしがお母さん似なのは知ってる。
そっくりとはいかないけど、目元の雰囲気なんて似てるかなって。
写真の中で笑うお母さんはすごく美人だから………
とても自分がこの人の娘だと思えないぐらいに。
「…雅、そっくりじゃん」