アタシの弟。
「ここ…どこですか?」
「一応私が所有してるんだ。
別荘…なんて大したもんじゃないけど、別宅みたいなもんさ」
別宅!?
スケールが違う………。
ここ、ほんとにお城みたいだよ?
敷地もすごく広いみたいだし。
門を入ると、サイドに綺麗な薔薇が咲いてて…
しばらく車のまま進むと、円形の大きな広場に出る。
中央には、これまためちゃくちゃ大きな円形の噴水…
…もうイタリアのトレビの泉を連想させるぐらいの大きさ。
その広場から西と東にまた奥に進めるような門があって、東側は薔薇園みたい。
ここからチラッと綺麗な真っ赤な薔薇がのぞいてる。
車はその大きな噴水をグルッと回り、西の門に入っていった。
「…すごい車の量………」
すごい。
車の山だ…
しかも、どれも外車ばかり。
車体が艶やかに光ってる。
ちゃんと丁寧に手入れされてるんだろうなぁ…。
「私の趣味でね。
こっちの家は車庫にも使ってるんだ」
「へぇ…」
…ちょっとしたテーマパークの駐車場みたいになってますよ?
庶民とはスケールが違う………。