LOVEファイト!
彼はわたしの指さした方向を見た。

小さな子供を膝枕するお母さん、わたし達のようなカップルの膝枕。

わりとありがちな光景になっている。

「なので、さっ、どうぞ」

おいで、と両腕を伸ばす。

「うっ…。よっよろしくお願いします…」

消え入りそうな声で言って、彼はゆっくりわたしの方に倒れてきた。

彼の頭を抱えて、ゆっくりと膝に乗せる。

「どう? 膝心地は?」

「きっ気持ち良いです」

顔が真っ赤になっている。

頭を撫でてあげると、さらに真っ赤。

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