倉庫の王様
とにかく確保した朝の時間。



これで解決…。



気分よく残りの授業に望んだ。



「宮チャン、うち今日親いないの。無用心だから泊まりにこない?」

「行こっかな~、なんてバカか」

「いいじゃん、来てよ~」

「猫が寂しがるからダメ~」

「猫飼ってるの!?見たい!!家連れてって~!!」



誰が連れてくか。



これ以上俺らの時間の邪魔すんな。



「ほら、写メ」

「カワイイ~!!名前は!?」

「毛玉」

「けっ…可哀相…」

「戸締まりしっかりな~」



なんでだろう。



他の生徒は生徒にしか見えない…。



やっぱりサチに対する感情って特別みたいだ…。



早くふたりで会いてぇな…。



「遊和~、会議だよ~」

「めんどくせぇから俺抜きでやれって感じ」

「また教頭に怒られるよん」



トーヤって仕事だけはマジメ…。



俺よりマジメ何じゃねぇかって感じ…。



マジやる気出ね…。



夜になるまで職員会議。



疲れたから寝たい…。



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