なんでも屋 神…第一幕
「いいじゃんチュ〜ぐらぃ!減るもんじゃ無いんだし…。」



室内には一葉が選曲した、名前も知らない最新曲のカラオケが寂しく流れている。



俺は静かに一葉の後頭部に手を回して、軽く叩いた。



「痛ッ!なにすんのよぉ〜!」



一葉の膨らました頬を両手で潰して、近すぎる顔を少し離す。



「ガ〜キ!確かにチュ〜は減るもんじゃない。チュ〜は思い出が増えるもんなんだよ!だから、後から思い出しても良い思い出に出来るように、慎重に相手を選べ。」



丁度流れていたカラオケも終わり、一時静まり返る室内。



「あ、電話だ。ちょっと俺の上から降りろ一葉。」
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