なんでも屋 神…第一幕
「ウチが北朝鮮の上物ユキネタが奪われたその日に、お前は[三谷組]を難なく交わした…臭うと思わないか?」
ユキネタは粉末状の覚醒剤。固形物はガンコロ。
「でも[三谷組]だけで[神堂組]を敵に回すのは、余りにも無謀じゃないの?」
…言い終わった後、兄ぃが車の中で言っていた阿呆共の群の意味がやっと分かった。
そして、萩と呼ばれていた運転手の冷や汗の意味も。
[神堂組]にしてみたら、末端価格にして百五十億以上のブツを奪われた事になる。
それだけの額ならば、間違いなく[神堂組]の屋台骨は揺らぐだろう。
そして、それを切っ掛けにこの街の裏勢力図は書き換えられる事になる。
「兄ぃの方でもある程度の調べはついているんだろ?[三谷組]と何処が手を結んだんだ?」
ユキネタは粉末状の覚醒剤。固形物はガンコロ。
「でも[三谷組]だけで[神堂組]を敵に回すのは、余りにも無謀じゃないの?」
…言い終わった後、兄ぃが車の中で言っていた阿呆共の群の意味がやっと分かった。
そして、萩と呼ばれていた運転手の冷や汗の意味も。
[神堂組]にしてみたら、末端価格にして百五十億以上のブツを奪われた事になる。
それだけの額ならば、間違いなく[神堂組]の屋台骨は揺らぐだろう。
そして、それを切っ掛けにこの街の裏勢力図は書き換えられる事になる。
「兄ぃの方でもある程度の調べはついているんだろ?[三谷組]と何処が手を結んだんだ?」