なんでも屋 神…第一幕
何時ものように、メインストリートに屯している俺達の前に現れた三人のヤクザ。



「失礼な奴だな。人に名前を聞く時は、先ず自分から名乗れってママに教えて貰わなかったのか?まぁ良い、で?何処の組だ?」



先頭に立っているパーマ頭が、黒いスーツの内側を見せた。



四つの三角形を組み合わせた代紋の真ん中には、[住谷]の刻印。



「住谷の者だ。神って奴は何奴だ?花田の兄貴が連れてこいと言っている。」



…此奴等は人の顔も知らずに来やがったのか。



「チンピラ、俺が[cross]の神だ。その花田って奴に言っとけ…俺に話しがあるならお前が来いってな。話しは終わりだ。さっさとその間抜け面下げて組に帰りやがれ。このお洒落なストリートに、お前等の下品な顔は似合わねーよ。」



それだけ言うと、俺はゴミでも払うように手を振って背を向けた。



ストリートに汚い唾を吐きながら去って行くヤクザ共。
< 158 / 309 >

この作品をシェア

pagetop