なんでも屋 神…第一幕
身体中にかけられた精液の臭いと、血の臭い…その二つが入り交じり、俺の鼻腔を劈く…。




こんな所…夜中に何度も通ったのに…ごめんな…助けてやれなくて。




ごめんな…俺の所為で…こんな目に遭わせて…駄目な兄ちゃんだな…ごめん。




男共の玩具にされている時、真美はどれほど俺を怨んだろう…どれほど憎んだろう…謝る言葉しか出せない情けない兄ちゃんだ…ごめんな。




マンションの玄関には、パジャマ姿で新聞を取りに来たおばちゃんが、マンション前の異変に気付き、絶叫しながら戻っていく。



着ていたシャツを真美の上に掛け、真美の携帯を拾ってその場を去った。



向かった先は兄ぃのマンション…この時間なら帰っているだろう。
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