なんでも屋 神…第一幕
「此処に居る神はな、素人だが俺の弟分だ。そしてお前等が殺した真美は、俺の妹分だこの糞野郎共が。」



兄ぃがヒートアップしてきた所で、兄ぃを制して俺が前に立った。



「お前等は真美が許してくれ、止めてくれって言って止めたかよ。それじゃ都合が良すぎんじゃねぇのか?」



そこから一時間程、兄ぃの舎弟を借りて四人を殴りつけた。



バットはボコボコにヘコみ、誰のものだか分からない血が滴り、四人の骨を粉々になるまで叩き潰した。



息も絶え絶えになってきた所で場所を変え、工場内の肉をミンチ状にする巨大な機械の所に花田等を連れて行く。



冷凍庫の中で銃は使えない。万が一でも逃げられないように、冷凍庫の中で手と足の骨は折っておいた。



「兄ぃ…貸してくれ。」



渋い顔をしながらも、スーツの内ポケットから、月灯りに鈍く輝くトカレフを俺に手渡してくれた。



先ずは、元凶である花田を機械の上に連れて行く。
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