なんでも屋 神…第一幕
まだ仕事が残っている俺は、一葉を家まで送って大さんの所に向かった。
「神君待っとったよ。これが昨日言っていた奴の戸籍じゃ。」
「ありがと大さん。これに百万入ってる。今回はこれでいいかな?」
大さんは目尻を垂らして笑った。大さんに本名は無い。誰も聞かないし大さんも言わない。これが彼等のルールになっている。大さんの大は大将の大。ここら辺ホームレスを束ねている事から皆そう呼ぶ。
「すまんな神君。神君からなど金を貰いたくは無いんじゃが…儂等も生きていかねばならんのでな。警察にもヤクザにも頼れん儂等を、あの時救ってくれたのは神君じゃからの。あの時の神君は神様に見えたよ。」
誉められ過ぎてくすぐったくなったので、大さんに別れを告げて谷口の爺の所に向かった。
神様か…拳と頬に返り血を浴びた神様が居たら、会ってみたいもんだな。
「神君待っとったよ。これが昨日言っていた奴の戸籍じゃ。」
「ありがと大さん。これに百万入ってる。今回はこれでいいかな?」
大さんは目尻を垂らして笑った。大さんに本名は無い。誰も聞かないし大さんも言わない。これが彼等のルールになっている。大さんの大は大将の大。ここら辺ホームレスを束ねている事から皆そう呼ぶ。
「すまんな神君。神君からなど金を貰いたくは無いんじゃが…儂等も生きていかねばならんのでな。警察にもヤクザにも頼れん儂等を、あの時救ってくれたのは神君じゃからの。あの時の神君は神様に見えたよ。」
誉められ過ぎてくすぐったくなったので、大さんに別れを告げて谷口の爺の所に向かった。
神様か…拳と頬に返り血を浴びた神様が居たら、会ってみたいもんだな。