time

イライラしてきたのか、先生が持っていたボールペンを指でカチカチ鳴らし始めた。

正直気まずい。

やるしかないな、コレは。

よし!!




「「総務、やります!!」」





へっ??同時に手を挙げたのは・・・そう、海斗だった。

まさかこうなるとは思ってもいなかった。

2人目を合わせる。


「じゃあ、東野・矢島頼むぞ」


それだけ決まると1回目の話し合いは終わった。





ビックリした。最後の最後で運が向いたのかなぁ。
正直言うと嬉しかった。


また海斗と一緒に過ごせるのなら、
これ以上の幸福はないよ。





家に帰り亜美に今日のことを伝えると
亜美は自分のことのようにとても喜んでくれた。

逆に亜美のほうがキャーキャー言ってたっけ(笑)





その日の夜は、

嬉しくて

嬉しくて

ぜんぜん眠れなかったんだ。



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