地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
わずかに目を開けて陸を見る。
ニコリと目を細めて笑う。
「杏が欲しい…………いい?」
顔を耳元に持って来て聞かれた。
トクン……
胸が甘く痺れる。
「…陸の好きなように
していいよ?」
恥ずかしがりながらも
ニコッと笑い、答える。
「…………意味わかってる?」
陸が眉を寄せた。
コクンと首を振る。
「………陸となら、いいもん。
言ったでしょ?
陸になら…何されたって平気だって。」
もう一度微笑み、
陸の首に抱き着いた。
「…やっぱり天然鈍感無自覚だよな。
………止めてやらねーから。」
「うん、いいよ?…………」
頷くと同時に、陸が唇に触れて来た。
軽く重なると離す。
また重なる……離す。