禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~

誰もいない…。


すぐに家に引き返した。


バンッ!!!


慌てて自分の部屋に戻った。


一歩部屋に足を踏み入れて。


部屋中を見回した。


ガタッ。


足元に落ちたカバン。


立ち尽くすしかできない。


あたしのもの…


何にもなくなってる。


…どうして?


「あら、お家が違うんじゃない?」


後ろから聞こえる声。


ハッと振り返った。


「…あなた…だれ?」


派手な女の人が立ってる。

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