DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
その様を見て、クスリと声を漏らしたジュードを睨み
「口に合わないだけなんだから!」
怒ったように口を尖らす様は、もう普段ジュードが見慣れたミカエルの表情。
それを見て、ジュードは密かに胸のうちでホッとする。
失った少女……リエルに見かけの特徴が似ているからか。
それとも、共に過ごす時を重ねるうちに情が移ったのか。
ミカエルが浮かない表情をするのを見ているのがつらいと感じてしまった。
柄にもなく気を紛らわさせるような真似をしていた自分に苦笑せざるを得ない。
人に深入りしてはいけない。
わかっているのに……相反する存在の種族に思い入れしたところでどうしようもないことだと。
本能で知っているのに。
それでも、つい……気になってしまう。