DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
常に祈りをかかさなかった敬虔な母。
小さな動物の怪我に胸痛め泣いていた優しい弟。
(母さんもレンも、こんなことは望んでなかった!!)
骨を砕く音、断末魔の悲鳴が鳴り止まない中、意思と分断され勝手に動く体。
望まずとも再現される残酷な過去に、ルシフェルは声にならない叫びを上げつづけた。
けれどそれは止むことなく、ルシフェルの精神を傷つけ、蝕んでいく。
「ああああああ……っ!!」
どうすることも出来ず、魂が削られる痛みに必死に耐えるが
「ありがとうね。ルシフェル」
「おねえちゃん凄いや」
追い討ちをかけるように木霊する声が、さらにそれに揺さぶりをかける。
やめて
やめて
もう……やめて……