DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>



そう、こんなところで、力尽きるわけにはいかない。

痛みと罪を背負い、決めた。

それは生半可な気持ちでは成し遂げられないと重々分かっている。

でも、それでも。

きっと望んでいたから。

母さんやレンが、本当に望んでいたことはきっとそうなのだから。

だから、立ち止まるわけにはいかない。

今、生きている私にしか出来ないこと。

死んでしまった母やレンにはもう叶えられない願い。

罪と引き換えに手にした力。

無駄にはしない。

かわりに犠牲にしたものも、全て背負うから。

いつか、報いをうけても構わないから。

ただ、今はその望みをかなえるために、わたしができることから目を逸らしたりはしない。



『行くのでしょう? 全てを……終わらせるために』



そう……それが望み。

わたしが決めた、私の望み。




「だから」




行かなきゃ、シルバ。




わたしは、





行かなくては……









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