DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
(―6―)






黒いドーム状の半円の中心で、チカリと瞬いた青白い光。





それに気付いたファーレンの見守る中、その光は瞬きをやめ、そのまま半円の中心に存在を留め、徐々に大きさを増していく。

「あれは……?」

以前あの黒いドームを見たときにはなかった現象。

もっと良く見ようと、身を乗り出そうと隠れていた壁に手をかける。

すると、手の平に微かな振動を感じて、ファーレンはハッとした。

壁が、震えている。

瞬時に張り巡らした全身の神経は、足元からも細かい揺れを伝えてきた。

ぱら……

階段の淵にあった小石が転がり落ちる。

城壁が……否。要塞が揺れている?

まだ微かなものでしかなく、よほど気をつけなければ気付かないほどの揺れ。

だが、それはファーレンにゾクリとする予感めいたものを感じさせた。

視線の先、黒いドームの中では青白い光がさらに膨れ上がろうとしている。

これは……


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