DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>



物凄い形相で顔を真っ赤に染め、無理やり上半身を起こし叫ぶウリエルだったが

「僕がっ……!!」

途中で上体がぐらりと揺れ、見ていたファーレンがすぐさま差し出した腕に抱きとめられる。

今度は抵抗することなく。

沈黙と共に……

「限界だったようですね。無理もない、ただの人間だったらとうに意識を失っていても不思議じゃない」

冷静にその様を見ていた魔物がそう言うのを聞きながら、腕に収まった少女を見下ろす。

肘から先を失った左手の切断面はすでに人工皮膚の自己修復により覆われ、出血は止まっていた。

鉄鋼が突き出した右足も、表面の傷は修復されている。

それでも体へのダメージは相当なものだったはず……僅かな気力だけで動こうとしていただけ。

意識を失い、眠るように瞼を閉じているウリエルの顔を見つめ、ファーレンはほう、と安堵とも嘆息ともつかぬ溜息を吐く。

そんなファーレンの頭上から

「あなた達は、彼女たちに何をしたんですか?」

問い掛ける声。



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