DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
ジュードを手の内に置きたくて声をかけたのはミカエル自身。
確かに彼はミカエルの申し出にのってアルマに戻った。共にいることに対して意義を唱えるでもない。
けれど、それはあくまで黙認。本当は、ただなんとなく、流れでそうなっただけではないのかと。
互いに求めるものが同じだなんて、自身だけが持つ願望に過ぎないのではないかとどこかで思っていたから……
ミカエルにとってジュードの言動は意外だった。
今、此処に彼が居ること自体もそうなのだが、ミカエルを庇護するかのよう聞こえるその言葉は、ただただミカエルを驚かせる。
当の本人はミカエルの戸惑いなど知らぬかのようにただ前を見据えているが……
(何、考えてるの?)
混乱を覚えずにはいられない。それでも、どこか追い詰められそうになってた気持ちが幾分軽くなるのをミカエルは感じていた。