DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>


それでも、たった今起きている異変の説明を求めるかのように、六人ほど集まっていた憲兵の一番年長の者が動揺を隠せない声で問う。

すかさずミカエルが

「彼は私の連れです」

そうフォローを入れるものの

「あの鳥は君が呼んだのか? 一体何をしたと……」

頭上で飛び回る不気味な黒い集団と、目の前に立つエルカイザの民にしては異質な容姿の男の間を、いぶかしむような目線が行ったり来たりするのは止まらない。

民衆達はとっくに路地から出てしまい、鳥たちも思い思いの方角へと移動をはじめた。

次第に静寂を取り戻していく中、ジュードは憲兵達を一瞥しながら面倒くさそうにひとつ溜息を吐く。

そして

「黙れ」

一言。威嚇するような低い声音と共に憲兵達の方へおもむろに片手を差し伸べ手の平を向けると、目を閉じ何かをぶつぶつと呟いた。


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