DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
アレックスの返事を聞いたジュードは振り返り
「もしかしなくても、書店の店主……だな? 年寄りの」
ほぼ断定調の問いかけをアレックスに投げた。
「…………ガーフィールドさんを知ってるんですか?」
「まあな。少しばかり昔に世話になってた」
偶然とはこうも重なるものだろうか?
アルマとは遠く離れた地で、出会うなど予想もつかなかった戦闘人形と称される守護天使。
しかも二度目の偶然の遭遇に彼女が連れていた男は、自分とどこか似た、しかもガーフィールドを知る人物。
「そうか……ドアを破壊しなくて良かったな」
驚きを隠せないアレックスの前で、ジュードは苦笑めいたものを浮かべ、咥えていた煙草を地面に落とすと靴底で火を揉み消した。
「壊す?」
ジュードの台詞に怪訝な表情を浮かべ問い返すと
「ああっ!! そうそう。困ってたのよ、丁度いい時に来てくれたわ」
何かを思い出したかのように、となりのミカエルがポンと手を打った。