DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
テーブルへと促すジノにミカエルはニコリとして頷く。
「ええ、甘いものは大好きよ」
ミカエルの返事を聞いたジノは嬉しそうに破顔してミカエルの手を引いたままテーブルへ向かうと、腰を降ろしたミカエルの隣へ自分も腰掛け
「ねえ、皆も早く座りなよ。おなかすいたあ~」
そう言って呼ぶ。
「……あ、ああ。そうだね」
腑に落ちない表情のままアンナは頷きランスを振り返る。
「そうですね。お腹すきましたね」
ランスはどこかホッとしたような笑みを浮かべ、アレックスとジュードにむかい
「すみません。この方を移動させるの手伝ってもらえますか?」
ディラハンの男の座る椅子に手をかけ、協力を願った。
「皆で頂きましょう」
ランスの言葉にアレックスが頷きすぐにそこへ向かう。
二人がかりでまだ戸惑ったままの男を移動させるなか、一人壁際から動かないジュードにアンナが気付き歩み寄った。
「ほら、あんたもこっちへ……」
「いや、俺はいい」
振り返り短く答えたジュードの顔が部屋の灯りに照らされるのを見たアンナの表情がハッとなる。
「おや? あんた……どっか具合が悪いんじゃないかい? 随分血色が……」