DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>

「ああ……確か、足を銃で撃たれたジノを運び込んできたのは血塗れの女の子だったって……そしてすぐにどっか行っちまったって……」

「ええ。その子が出て行く前にね……名前を尋ねたんですよ。そうしたら彼女もね、天使の名前を名乗ったんです。そしてその子も……とても印象的な赤い髪の毛をしていたんです」

「それは……!」

ハッとしたようにランスを振り向いて声をあげたディラハン兵に、ランスは首を縦に振る。

「ええ、多分。あなたがリディルで会った少女と同じ方かもしれません。多分、ミカエル様と同じ……守護天使様だったのですね」

「でもね。ひとつだけ不思議なの」

ランスの言い終わると同時に、ジノがかぶせるように口を開いた。

「この前のパレードのモニター通信のニュース……その名前、なかったんだ。遠征中のウリエル様の名前もちゃんと出たのに。なんでだろ?」

「え? そうなんですか?」

「うん……あ、そっか。ランスさんニュース見てなかったんだっけ」

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