DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
ミカエルの言う意味がわからず首を傾げるアレックスの手を、ひっぱるように、細い白い手が掴んでひく。
まるで握手するように握られた手。
それを軽く振るように揺らしながらミカエルが弾んだ声で言う。
「貴方の探し人とあたしの探し人が同じだってことよ」
「あなたも、彼女を?」
「ええ、そう。あたしもずっと……会いたいと思ってた。誰よりも先に会うつもりだった。ウリエルよりも、ラファエルよりも、ガブリエルよりも……もちろん、軍なんかよりも先に」
「それは、どういう……」
「あの子は特別なの」
疑問の声を上げかけたアレックスをミカエルは即座に遮る。
「何故なんて聞かないで。おかしいんだけどね……あたしも、貴方と同じなの。ただ、会いたいのよ……だから……」
アレックスの手を握るミカエルの手に力が込められる。
「協力するわアレックス。一緒に……あの子に会いに行きましょう」