DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
病床に臥せり姿を見せぬ王。
ディラハンとの攻防で次々と功をあげる若く強い皇子。
その裏には王妃が発案し開発されたアイアン・メイデンの働きもあったのだが、当時はまだ守護天使の存在は公のものとはされていなかった。
当然国内ではエレンツ皇子の人気が高まり、周囲からは次第にエレンツ皇子の早期の王位継承を望む声が上がりだした。
エルカイザでは代々王位継承は国王死亡時に継承者へ行われる習わしであったが、国民に姿を見せることもなく実質何も出来ない現王。
そして王の代理として連れそう妻も素性の知れぬ異国から来た女。
長らく続く習わしを無視してでも皇子への国王交代を望む声が出ても仕方がない状況ではあった。
そんな中、大遠征の計画を皇子は立ち上げた。
優を保っているとはいえ、長らく続いた戦争で疲弊しているには違いない国情の持ち直し、また更に病状が悪化している父王の生きているうちに戦争を終結させる。
それを目的に掲げ、大編隊を組み、ディラハンとの小競り合いに一気にけりをつけるための計画。