DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
少し遠回りではあるが、施設の正面を通り抜けずに森へ抜ける道をガーフィールドは知っていた。
よくよく考えれば、これだけ目立つ男と指令部の前を歩くなど、何と言われて足を止められてもおかしくはない。
「……行き止まり?」
大通りから、建物と建物の隙間に伸びる、せいぜい人一人がゆっくり歩けるかといった程度の薄暗い道を進んだ先に辿りついた場所。
足を止めたジュードは首を傾げる。
両脇を建物の壁に挟まれ、目の前にはこれまた建物の壁が立ち塞がっている。
「いいや、行き止まりじゃあない」
そう言うガーフィールドの声に視線を巡らせれば、正面の壁のやや上のほうに古びた鉄梯子が掛かっているのが見えた。
あれを登ればどこかに通じてるとでもいうのだろうか。