DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>


そう思いながらガーフィールドを見下ろすと、思いのほか低い位置に白髪交じりの頭があった。

「そっちじゃない。こっちじゃよ……っ、重いのう。ちょっと手を貸せ」

屈んだガーフィールドが地面を持ち上げようとしている。

否。

僅かに持ち上がったものの断面から、それが表面上は地面を模した鉄製の蓋だと気づく。

よく見れば二箇所ほど、手を掛けられるように窪んで溝のようになっている。

必死に引っ張るガーフィールドの横からジュードが手を添えて力を貸すと、蓋はすぐに持ち上がり、地面に暗い空洞が姿を現した。





「とっておきの秘密通路じゃ。誰にでも教えるんじゃないぞ」




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